マクロ経済アナリストの吉田繁治氏は、2026年から2028年にかけて世界経済が直面する最大の危機は「米国債の持続不可能性」であるとし、米国トランプ政権がデフォルトを回避するために進めようとしている驚くべき「金融テクニック」と、その歴史的背景について警告を発しています。
動画再生回数は、1日で2万回以上。
分析概要
1.米国財政の絶望的な数字(2026年の壁)
吉田氏はまず、米国の財政がいかに限界に達しているかを具体的な数字で示しています。- 巨額の債務と満期: 米国債の残高は約38兆ドル(約5700兆円)に達し、2026年にはそのうち9兆ドルもの短期債が満期を迎えます。
- 利払いの急増: 1.2兆ドルに及ぶ利払いは、日本の利払いの約6倍、国家税収(5兆ドル)の約4分の1を占める異常事態です。
- 財政赤字: 2026年度だけで2兆ドルの赤字が見込まれており、もはや通常の税収や国債発行では賄いきれない「数学的破綻」の状態にあると分析しています。
2.米国債の「デジタル通貨化」という詐欺的スキーム
デフォルトを回避するための最大の策として吉田氏が挙げるのが「米国債のステーブルコイン化(電子マネー化)」です。- 無自覚な強制: 米国債をデジタル通貨(ステーブルコイン)に変換し、2027年頃から世界の貿易決済や為替取引に強制的に使わせる仕組みを構築しようとしていると主張します。
- 債務の隠蔽: 利用者はそれが米国債の裏付けであることを意識せずに使うことになりますが、実態は「返済不能な借用書」を世界中に流通させているに等しく、吉田氏はこの仕組みを「金融的な詐欺」と厳しく批判しています。
3.「金融抑圧」による富の収奪
債務を実質的に減らすために行われるのが「金融抑圧(Financial Repression)」です。- インフレと低金利の両立: 物価が上昇する中で金利を意図的に低く抑え込み、預金者や国債保有者の実質的な購買力を奪うことで、政府の債務を事実上踏み倒す手法です。これにより、ドル安が進み、国民の貯蓄はインフレによって目減りしていきます。
4.金(ゴールド)の再評価による劇的なリセット
吉田氏は、最終的な「解決策」として歴史的な事例を挙げ「金の再評価(リバリュエーション)」の可能性を示唆しています。- 1933年の前例: ルーズベルト大統領が行った「金没収と価格引き上げ(20ドル→35ドル)」を例に出し、これによりドルを大幅に切り下げ、大恐慌を脱した歴史を振り返ります。
- 現代版「第2のプラザ合意」: 現在の金価格を大幅に再評価し、ドルの価値を数分の一に切り下げることで、膨大な国債を「実質的に消滅」させるリセットが行われる可能性があると述べています。これはデフレからインフレへの強制的な転換(リフレ政策)を意味します。
吉田繁治氏
Google GeminiによるAI生成画像