1999/9/25号
都心信金の灯、次々消える
日本橋、京橋、東商、帝都…
 都内信金で久々に相援も預金保険も使わない大同合併の話が持ち上がった。東京シティ、日本橋、東商、京橋に加え、新宿区岩戸町(旧・神楽坂)に本店のある帝都信金の「小異を捨てた大同合併」である。五信金とも創立以来、都心中枢に本店・本部を構え、名称等の変更はあっても同業との合併実績は皆無で、まさにそれぞれ創業当時の独自性を堅持してきたが、平成大不況−金融再編の嵐の中にあって、遂に二十一世紀の金融新時代を展望して、衆議一致、大同合併を決断したものである。創業以来七十数余年。または五十数年とそれぞれの金庫が東京のむしろ日本の“地名”を代表する形の伝統と歴史のある信金であっただけに、その“名称”が永久に消え去る今回の大同合併は、時代の流れを感じさせると共に、一抹の寂しさを感じる向きもあろう。

興産、神田信金、合併に正式調印へ


サッカーくじ受託、大和に
信金は払い戻しを
プロサッカーJリーグの勝敗を予想するスポーツ振興投票、いわゆるサッカーくじの受託金融機関が八月九日、大和銀行に決まり、実施に向け本格的に動き始めた。  サッカーくじは、大和銀行と同行から再委託された東芝、日本IBM、博報堂、ぴあ、JTB、大日本印刷、ベルシステム24の七社が共同設立する運営会社が行う。  信金業界では一部の信金がくじの販売する他、全国八六〇〇店舗が当選金の払い戻しを引き受ける対象となったため、希望する信金が参加を検討する事になる。  

携帯で振込み
信金、iモードサービス実施
全国八十四の信金では九月二十日から、NTTドコモの携帯電話を使ったモバイルバンキングサービスを開始した。ドコモのiモードサービスには、現在一〇〇万人超が契約していて、携帯電話から残高照会、振込・振替などができるサービスを利用している。  このサービスには、既に都銀九行、地銀二十四行、第二地銀十三行(今年八月末時点)が参入しているが、信金業界では、後発スタートのハンデをなくすためにも、振込・振替もサービス内容に積極的に盛り込める体制をとることとなった。  

小山信金、土曜に通常営業を


朝日信金、年金友の会5周年で各種企画を


大東京信組、あすなろ祭好評に





バックナンバー読みもの出版のご案内