1999/8/5号
なみはや銀、一転債務超過で破綻
11年3月期で1117億円の債務超過ーー。なみはや銀行は、8月4日、監督庁から今年5月〜7月の検査結果を受け、再建を断念。6月からの1600億円(1割)の預金流出が一層進むと判断、再生委に資金繰り懸念を申し出、7日、再生委から破綻が認定された。平成10年10月、大蔵大臣のあっせんにより特定合併して再スタートを切ってわずか10ヵ月で、大負債を抱えての破綻となった。同行は自己査定で2・64%の自己資本比率を180億円の増資等で回復の計画で、多くの取引先が協力の姿勢。株価もこれを受け額面を回復したが、予想以上に経営が悪化していた。7日夕方の再生委、監督庁の記者会見では、当時の「行政責任」に記者の質問が集中したが、行政大転換期の狭間で同行の検査や処分が流転したのが現実だったようだ。

監督庁、日銀連携して“再編検査”
信金への検査が7月の新体制から本格化する。監督庁ではこれまで再編や公的資金を睨んだ地銀・第二地銀の検査に明け暮れていたが、今後は集中的に信金検査にシフト。今検査年度中に一気に220金庫の検査を行う方針だ。経営不振信金の「再編」「整理」を睨んだ数字の精査が大きな目的。大手銀に始まり、地銀、第二地銀と来た“再編検査”の波がいよいよ信金にやってきた。

広がる二次ロスに、再編及び腰に


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