1999/2/25号
全国トップ業績の尼崎信金に “21世紀戦略”を聞く
さる一月十八日から発売の「がんばれタイガース預金」が、初日だけで三千五百件、三十億円。発売十日で百億円を突破し、二月末までに二百憶円に。関西と言えば、熟狂的な「販神タイガースファン」が大半を占める土地柄。この販神ファンの心理を巧みに、しかも野村監督就任という絶妙のタイミングに合わ せて発売。大ヒットした新商品のアイデアマンは、さる一月早々の理事会で尼信戦後第五代目の理事長に就任した橋本博之新理事長といわれる。全国三百九十六金庫中預金量は二兆百四十一億円(昨年十二月末)で、第三位。業務純益は前期末二百三十億円で勿論全国トップ。店舗は九十力店で、役職員は千九百五名。特にここ十年で業容は倍増するも、常に二千名体制を堅持。機械化による効率化徹底経営で、いまはやりのリストラ経営の先進金庫として全金融界でも注目されている。収益率や経費率などすべてにわたってバランスがとれた最も信金らしい信金として注目されている尼崎信金の橋本理事長に、新理事長としての抱負と経営方向を聞いた。(対談・本紙主幹・大塚一雄)

リレー随想6 「白滝姫」物語の事−桐生信用金庫・増山公男理事長


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