1998/7/5号
金融監督庁スタート
6月22日、いよいよ金融監督庁がスタートを切った。 人員は総勢403名。前名古屋高検検事長の日野長官を トップに、ベテラン大蔵官僚らが中心で支え、警察庁、法務省出身者が 脇を固める。
しかし、金融機関を監督する監督部は、大蔵省でも 証券、保険、主税、主計。さらに資源エネ庁、通産省産業政策局 などからの「寄せ集め部隊」の感。突然、畑の違う金融監督庁に赴任させられて、戸惑う人も。 しかも、参院選、総裁選等「政治の空白」が続き、金融監督庁は「開店休業」状態にある。
金融監督庁人事異動、大蔵省人事異動、財務局人事異動、日銀人事異動詳細一覧付き。

長銀、住友信託に吸収へ
6月25日に株価が額面の50円まで下落するなど、 「経営破綻待ったなし」の状況に追い込まれた長銀。だが、 翌日の「住友信託銀との合併発表」により、すんでのところを救われた。
26日午後9時より日銀本店で住友信託・高橋社長、 同10時より長銀・大野木頭取が、緊急記者会見を開き合併方針を 明らかにした。

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