1997/12/15号
「ビッグバン時代も、『サービス 』の徹底がカギに」
全国有数の堅実金庫・川崎信用金庫の未来戦略

総工費1兆4000億円。今世紀最大のプロジェクトと言われる 「東京湾アクアライン」が、12月18日に開通した。 今まで車の渋滞などで2時間以上かかった川崎ー木更津間が、 時速80キロでわずか15分と大幅に短縮される。 まさに「夢のかけ橋」の実現である。その一方の起点である川崎市に、 全国有数の堅実経営・効率経営で知られる川崎信用金庫(理事長・ 柳川三五氏)がある。預金量1兆2000億円。地元有力地銀の 横浜銀行と互角に戦い、預金・貸出金シェアを二分、 平成8年度決算では業務純益 84億円、内部留保の特別積立金768億円、自己資本比率8・06% という実績を上げ、注目されている。「東京湾アクアライン」 開通を機に、さらに顧客のため、地元・川崎のため全力を傾注したいー と張り切る柳川理事長に、都市型信金の地域戦略について語っていただいた。
(注・この後、平成9年度決算では、さらに自己資本が充実し、土地の再評価等なしで、自己資本比率10・98%となった。)



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