2018金融タイムス9月15・25日号
2018/9/15・25 号
スルガ銀行役員5人辞任

 スルガ銀行では、9月7日、シェアハウス融資問題等の責任を取って、役員5人(岡野会長、米山社長、白井専務、望月専務、柳沢常務)が辞任した。同日、第3者委員会は、業者の書類偽装工作を行員らが黙認、協力することが蔓延していたと報告。営業偏重の構図を故・岡野副社長が作り、役員は現場の業務をほぼ執行役員に任せきりだったと指摘。上記5役員の「善管注意義務違反(一部法令違反)」を認めた。限られた者しかできない「免許事業」、公益性を忘れ、被害者同盟も立ち上がるほど“イケドン”で収益不動産ローンに突き進んだ同行。役員5人辞任、貸倒引当金717億円の計上(今年3月期〜6月期まで)、株価を今年1月の5分の1(497円、9月12日)にまで押し下げる信用失墜となってツケが返ってきた。収益不動産融資中心の収益構造、長年に亘り行内全体に浸透した“不正容認風土”などの変革がどこまでできるのか、有國新社長の課題は重い。  



続・今だから話そう第2弾
−地銀は一県一行主義が理想


相次ぐ災害 各信金 懸命の対応
◎北海道胆振東部地震、台風21号

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かながわ信金 関東学院大と産学連携


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