- 2010/9/5号
- 金融円滑化とリスク管理を両にらみ
- −金融庁 新事務年度検査・監督方針を公表
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金融庁は平成22事務年度(7月から来年6月まで)の検査・監督基本方針を、8月27日、公表した。
世界的に景気の不透明感が高まる中、金融機関の「経済バックアップ役」の役割を強調し、金融円滑化とリスク管理の両面を重視する。地銀、信金、信組にはリレバンの推進、中小企業や個人向け融資を促す。
新事務年度の特徴としては、6月に改正貸金業法が施行され、銀行や信金が消費者向け貸付に積極的に対応しているかどうかをチェック。検査官と監査人で「内部統制」についての意見交換を始める。市場リスク管理では国債バブル≠警戒、新たに債券のリスクをポイントに入れた。
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