2007/4/5号
地域密着型金融は恒久的に必要!
―金融審議会第二部会で
 金融審議会第二部会(座長・堀内昭義氏)は、四月五日、地域密着型金融の今後のあり方についての報告書をまとめ、公表した。「地域密着型金融」については、不良債権低減のための「緊急時対応」として平成十五年から二年、二年の時限措置で推進されてきたが、地域金融機関が生き残るための確たるビジネスモデル構築のため今後も必要であり、「恒久的に」推進すべきと位置付け。具体的には、@ライフサイクルに応じた取引先企業の支援の一層の強化A事業価値を見極める融資手法をはじめ中小企業に適した資金供給手法の徹底B地域の情報集積を活用した持続可能な地域経済への貢献を挙げ、特に地域企業の「事業再生」による地域の「面」的な再生に大きく期待。また創業・新事業支援、経営改善支援、事業承継などでも地域金融機関の役割発揮を求め、担保や保証に過度に依存しない資金供給と事業価値判断を期待する。

○協同組織金融機関 相互扶助 非営利特性生かして
○地域企業、事業再生に期待大きい
○中小企業の身近な相談役に
○ファンドや動産担保の活用を


石川県内の6金融機関
子育て支援事業に協力
新商品の取り扱い始める
 【石川】少子化対策を金融商品でバックアップ−−。  石川県内の六金融機関(金沢、のと共栄、北陸、鶴来、興能信金、北國銀行)は、県がすすめる「ふるさといしかわ子育て応援ファンド」に協力し、県民育児の日の三月十九日からそれぞれ新金融商品の取り扱いを始めた。  協力金融機関が預金や投信の果実の一部を、「子育てにやさしい企業推進協議会」に寄付し、子育て支援事業に使ってもらう仕組み。

▽協力店での買い物や子連れ来店で0.2%上乗せ−−のと共栄信金
▽最大0.9%の好金利「七五三」−−金沢信金
▽0.3%の上乗せ−−北陸信金
▽0.3%プラスの「げんき」−−鶴来信金
▽1000万円まで対応の「大きく育て」−−興能信金


きのくに、湯浅信金県内1位の預金量
来年1月めどに合併
 【和歌山】きのくに信用金庫(理事長・香山正人氏)と湯浅信用金庫(理事長・永広 格氏)が、来年一月をメドに対等合併することで合意し、三月二十八日、合併協定書に調印した。  合併後の名称はきのくに信用金庫で、本店も現・きのくに信金本店。理事長も現・きのくに信金の香山正人氏が務める。  合併後の預金量は八千三百二十億円と、県内トップとなる。


東京東信金、神田支店を移転オープン


朝日信金 信頼される職員に
大量採用 入庫式開く



記者メモ
シャッター商店街に冷たい上州降ろし





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