2006/10/15・25号
多重債務者救済 逆手にとっての金融詐欺横行
―業者調査も困難極め
 巷では三百万人とも四百万人とも言われる多重債務者対策が、いま大きな社会問題となり、政治問題化している。その一環がグレーゾーン金利対策だが、これも一部与党議員らと貸金業界との癒着のためか、大揉めとなった。世論を受けてようやくグレーゾーンと特例廃止の方向になったが、これら政治や行政の貧困?をあざ笑うかのように、いま多重債務者の救済≠逆手に取った金融詐欺事件が多発している。「犯罪は常に対策を上回る」ことは昔からの常識ではあるが、多重債務者の自殺や一家離散が益々深刻化する事態に、美しい日本≠テくりの前に、もっと現実的な問題を真剣に、積極的に解決してほしい、との国民の声しきりである。本紙編集部では、多重債務者を食らう悪質貸金業者のケースを取材した。
○「あなたの多重債務を一本化します!」
 −低金利のメルマガに釣られ…
○違法金融業者は日に1件近く発生
○被害発生と調査、対策に行政もついていけない
○正規の登録業者も違法行為
○多重債務地獄から抜け出すには


【貸金業者情報サイト】
●佐藤一徹事務所
http://sato5555.com/news/
●こぐまねこ帝国 闇金融サイト一覧
http://kogumaneko.tk/cc/yami_list.html
●金融庁 登録貸金業者情報検索
http://clearing.fsa.go.jp/kashikin/index.php
●金融庁 違法金融業者情報
http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/ihou.pdf



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 第二地銀や地銀の業務提携や合併・再編の動きが全国的に急ピッチとなっているが、ペイオフ全面解禁となった今、破綻が出た場合、どうなるのか? また故・宮本保孝信金中金前理事長の「公的資金を使わずに信金を業界内処理した」と言われる実態について、元・RCCの役員だった担当者に取材した。

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