2006/10/5号
いま改めて宮本保孝氏の功績に感謝
―信金中金理事長12年の事跡
 十月十日、地銀の紀陽銀行と第二地銀の和歌山銀行が合併し、来月、金融機能強化法で三百十五億円の公的資金(同法で適用第一号)を受けることとなった。また、第二地銀の豊和銀行は、西日本シティ銀行から三十億円の出資を受けた後、やはり同法で百億円規模の公的資金を受ける方向だ。ペイオフ全面解禁を一年半も過ぎてから本格的に再編が始まった感のある第二地銀業界だが、信金業界はかなり早くから業界内処理に取り組み、故・宮本保孝信金中金前理事長の強固な方針の下、「政府や国民には一切迷惑をかけない」を信条として、業界の相互資金援助制度の拡充と信金中央金庫からの資金支援(信金経営力強化制度)を背景に、宮本前理事長在任中(平成五年〜十七年)に百以上の信金が合併・再編し四百二十五から二百九十八金庫にまとまり、業界再編は八分通り終結したとされる。公的資金を一銭も使わず業界内処理をした結果、一般社会からは最も信頼に足る民間金融機関としての地位を確立し、ペイオフ全面解禁を迎え、各金庫が新時代への一歩を踏み出している。そこで本紙では、今、改めて平成金融恐慌の凄まじさと急ピッチで進められた金融再編――特に百二十七信金の合併・再編で伝統ある信金制度を守り、その社会的信用力増強に辣腕ぶりを発揮した故・宮本保孝氏の足跡を、本紙の記者会見での発言を中心に辿ることとした。

○業界「信用維持」に全力投球した
○地銀、第二地銀はこれから本格再編
○業界内処理が信金業界を高い評価に


平成金融恐慌と金融再編の歩み


共同システム運営機構 始動から半年
−「システム評議会」結成
◎どこからどこまで機構に仕事を移すか
◎今後の各地区センターの役割は


産学官連携を支援
−第二回東海ビジネスフェア



「団塊世代」向け預金、高金利預金次々


朝日信金 CIポスター第三弾


のと共栄信金 次世代育成支援に力


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人事異動(城北信金)





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