2006/8/15号
都内10金庫17年度決算
収益、大幅に改善
―進む「不良債権処理」
 都内預金量上位十金庫の平成十八年三月期決算は、最終利益が倍増の金庫が二金庫出現したのをはじめ、全体に増益基調の好決算となった。不良債権処理も各金庫でかなり積極的に進め、二、三割削減したところも多く、中には四百億円も圧縮した金庫もある。この結果、資産内容は大きく改善し、ほとんどの金庫で自己資本比率が向上した。一方、まだまだ一般の中小企業に景況が及んでいないことから業務純益の伸びは鈍い。しかし、都心部でビル、マンション建設ブームが続いていることから、融資需要は落ちず、地価も底を打って上昇気流にある。都会地だけに、今なお融資先に悩む地方部信金とは違う様相を呈している。

<付表・城南、城北、多摩、朝日、東京東、巣鴨、さわやか、西武、芝、瀧野川信金の決算数字>


東信協・石原会長記者会見
攻めの経営≠ノ向け全力
−イノベーションへ 業務改革を徹底推進
 六月に新任された石原哲夫東信協会長(芝・理事長)が、八月十日、東京・日本橋の三井住友日本橋ビル六階会議室で就任記者会見を行った。石原会長は予定時間より早く会場入りし、意欲満々。都内信金は再編や不良債権処理も収まりつつあり、平成十七年度の決算では利益倍増金庫も出るなど、全体にかなり改善してきた。だが、他方、変わらぬ中小企業の業況低迷に加え、他業態との競合激化、金利上昇などに直面している。こうした中、石原会長は「『収益力強化』、『攻めの経営』に向けて、真剣に東信協で検討し、必要とされる業務にスピーディーに対応したい」とし、「経営に役立つ東信協」構築のため、「『Innovation 東信協』、改革を図っていきたい」と述べた。


信金業界平成17年度決算
☆京都中央信金
☆碧海信金
☆多摩信金
☆岡崎信金
☆大阪信金
☆西武信金
☆さわやか信金
☆巣鴨信金
☆足立成和信金
☆小松川信金



真夏の納涼 新・四谷怪談
−東京東信金 年金友の会



親子で楽しいミュージカル
−東京三協信金


 


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