2005/9/25号
郵貯銀行、民間と競合部分多い!
−「官製民業」のマンモス銀出現に懸念続出
−政府系金融機関と合併は「最悪」のシナリオ 
 明治以来の大改革、巨大メガバンクの誕生、地域貢献活動の推進――先の総選挙で国民に郵政民営化の是非を問い、圧勝した小泉自民党。同党は「出口の見直しは小泉改革で大きく進む(特殊法人等向けの財政投融資額はピーク時の三分の一程度に圧縮)。今後、政府系金融機関改革にも取り組む」と、鼻息が荒い。改革の目玉の郵政民営化法案は、最短で十月中旬にも成立する見通しだ。四分社化の一つ、郵便局株式会社は、窓口ネットワーク会社として銀行業・生命保険業を営むほか、地域貢献業務にも対応。具体的には、地域の有識者らの意見を聞き、これを尊重して地域貢献業務計画を策定する。平成十七年度八月期の郵貯残高二百八兆七千九百十七億円。十六年度末の全国郵便局数二万四千六百七十八。民間金融機関からは早くも、民業圧迫を危惧する声が漏れ始めた。政府自民党と民間金融機関との見解の相違――。本紙では、郵政民営化法案を改めて検証する。

●巨大郵貯銀行誕生に危機感
●民営化委員会がチェック機能を
●「官製民業」が十年以上続く
●《資料》郵政民営化実現へのスケジュール


産学官連携、活発に…
△朝日信金、コラボ産学官「青森支部」発足へ
−あおもり信金、東奥信金、八戸信金、十和田信金、下北信金が参加
△多摩3信金(多摩中央信金、太平信金、八王子信金)、大学の研究室と直結
△岐阜信金、岐阜大学らと連携協定書
−知的財産を発掘



大阪市信金、天皇賜杯準優勝に輝く


地域の発展と共に成長を
−興産信金・岡田秋葉原支店長に聞く
 


城北信金、収益機会拡大へ
−証券紹介業務を開始





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