2005/5/5号
平成金融恐慌≠ゥら信金制度、全力で守る
−信金中金・宮本理事長退任へ
 信金中金の宮本保孝理事長は、さる四月二十七日の定例理事会で辞意を表明した。六月二十三日の通常総会で正式に理事長職を辞職する。平成五年五月に就任以来、明年五月まで一年を残しての五期十二年の在職となった。平成初頭からは、黄金時代を極めたバブル景気が崩壊し、長銀、日債銀をはじめ拓銀その他有力都銀、大地銀、大信組等が多額の不良債権を抱え込み、次々と破綻を余儀なくされ、平成金融恐慌≠フ様相を呈したが、信金中金の理事長として信金業界の「要」(かなめ)役の立場にあった宮本理事長は、かつての行政手腕で培った的確な情勢判断で業界の非常事態を次々に解決に導いた。経営基盤の弱い中小・地方信金等には次々に合併・再編を促したため、一部反発の機運もあったが、他業態の金融機関に比していま磐石の経営基盤が確立されて、懸案だった四月からのペイオフ全面解禁を無事に迎えた信金業界は、ほっとひと息と共に信金中金と宮本理事長への感謝の気持ちで一杯といったところである。次に在職中、信金業界と信金中金発展のため全力投球で活躍した宮本理事長の事跡を振り返ってみよう。



新理事長に中平幸典氏
−信金中金、宮本理事長は理事に


米澤信金・岩間氏らに旭日双光章
−春の叙勲、信金界五名が受章


商店街の活性化図る
−岐阜信金、専用ローンで
 岐阜信金(理事長・小川二郎氏)では再び商店街の活気を取り戻そう−−と、商店に特化した「ぎふしん商店街活性化ローン」の取り扱いを、四月二十五日より始めた。

西武信金・貫井理事長、逝去





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