2005/3/5号
「問題ある信金はない」−長野会長、全信協総会で
 全信協では、二月二十三日、東京・京橋の信金第一会館で第百十五回通常総会を開き、平成十七年度事業計画および予算案について諮り、承認を得た。  議案に入る前に、全信協・長野会長(朝日・会長)が挨拶し、業界が取り組むべき経営課題について触れた。

○ペイオフ全面解禁への対応は
○偽造キャッシュカード問題
○中小企業金融については
○新BISへの対応
○郵政民営化への要望
○全面解禁となる保険業務へは?
○次期システムはどうなったのか


「失われた十年から脱却の年!」−信金中金・宮本理事長
 信金中金の宮本保孝理事長は、過日、恒例の親睦会の会合で挨拶。
 「信金は、常日頃頑張ってきたので、四月からのペイオフ解禁拡大など恐れるに足らない」「日本経済は十年ごとに転換期が来ており、今年は失われた十年からの脱却の年でもある」−−など語った。


「不良債権処理急げば地域再生に弊害」
−大前会長、東信協総会で


「ペイオフ全面解禁にも安心感」
−宮坂会長、関信協総会で


偽造カード対策でICカード化へ
−信金東京共同事務センター総会
○次期システム、東京共同センターのスタンスは…
○偽造キャッシュカードへの対応、急ピッチで



金融庁、偽造カード対策を要請
−3月末メドに金融機関から報告求める
 急増する偽造キャッシュカード被害に、金融庁は二月二十二日、全金融機関に対し、犯罪防止策や事後の対応等について要請を行った。
 今回、金融庁では、昨年九月までの被害例を調査。金額、件数とも被害の七割強は主要行。また被害口座の九割は関東に集中して いたが、今後、他業態や他地域に広がる恐れがあるため、金融機関全体に取り組みを要請し、三月をメドに対応状況の提出を求める。
 金融庁としても、監督局の中に「偽造キャッシュカード問題スタディグループ」(座長・岩原紳作東大教授)を立ち上げ、犯罪防止策、犯罪発生後の対応のあり方、預金者への補償について検討を進める。


セキュリティ対策多彩なネット銀行


ベンチャー事業に、諏訪信金、八十二銀、政投銀が支援へ
−信託方式でリスク軽減
 地域の中小企業が集まって共同で興したベンチャー事業ファンドに、地域の金融機関と政策投資銀が資金支援をして育てる――。
 こんな取り組みが、このほど長野県で始まった。


「バカの壁」講演に一千人
−多摩中央、太平、八王子の三信金開く


青梅マラソン支え、「四半世紀」
−青梅信金、250人がボランティア


高齢化、再雇用など、労使一体の対応が
−全国信金同友会


東商会員向け優遇ローン、取り扱い金融機関三十機関に
 東京商工会議所では、金融機関と提携し、会員が優遇条件で融資を受けられる「東京商工会議所メンバーズビジネスローン」を扱っているが、この提携金融機関数がこのほどついに三十機関に達した。
 銀行では、東京に本店を持つ銀行すべて(東京三菱、みずほ、三井住友、東京スター、東京都民、東日本、八千代)と、UFJ、りそな、山梨中央銀行。
 信金では、朝日、足立成和、亀有、興産、西京、さわやか、芝、城北、昭和、巣鴨、西武、世田谷、瀧野川、東京、東京三協、東京シティ、東京東、川崎信金。23区内の兆円金庫≠ナ参加していないのは、一金庫を残すのみという、広がりを見せている。
 信組では、規模の大きな第一勧業と大東京信組が参画。
 同ローンは、担保不要ないし原則不要(三井住友とUFJだけは、融資期間三年越の場合、要担保)。事務手数料も、多くの機関が無料で受け付けている。



《信金トピックス》
☆尼崎信金、今年も人気の「がんばれ阪神タイガース定期」を
☆城北信金、本格人事異動を実施
☆川口信金人事異動






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