2005/1/15号
ペイオフ解禁、金融歴史変革の年!
−全国で賀詞交換会開く
−中小企業再生、地域活性化に信金の使命、大きい
 大晦日から新年明けまで実質四日。一月四日からすぐに仕事がスタートし、正月休みとしては一番短かった今年。昨年暮れのスマトラ沖大地震による津波により死者十五万人以上の大惨事となったが、今年も自然の猛威を感じさせる新年となった。景気は踊り場と言っているものの、実態感としての景気はまだまだ良いとは言えない状況にある。こうした中で、円はますます百円に近づきつつある。アメリカの景気腰折れと財政赤字の懸念に市場が嫌気をさした形だが、日本の景気はどうなるのか。四月からはペイオフ完全解禁の中で、金融機関はどうするのか。課題多き一年の始まりとなった。
 全信協・長野会長は、賀詞交換会の挨拶の中で、信金の使命を発揮し、中小企業の再生、地域再生に力を尽くしたいとし、大阪府信協・溝口会長は、「頑張っており、信頼できるのは信金のみ」の気概を持とうと呼びかけた。
 大阪府信協・大木顧問は、「不良債権の比率だけ見ると、地域金融機関はメガバンクの倍くらいの比率があるが、信金は弱者救済の中小企業専門金融機関であり、不良債権の対応として、メガバンクのように融資先の整理で不良債権を減らすのではなく、業務収益の中から引当をして実質的な不良債権を減らしながら、融資を継続している。その中で中小企業から返済を受け、また融資している」とし、「今後も不良債権と共存しながら、中小企業の面倒を見ながら、信金の機能を発揮したい」と述べた。


新春特集・各金融界トップの新春メッセージ
○「活力と信頼」の国家創造へ−谷垣禎一財務大臣
○安定した年金運営を−溝口 肇信金年金理事長
○中小企業を伸ばす−古川育史福岡ひびき信金理事長


新年を新体制で乗り切る!
○碧海信金、ペイオフ解禁拡大に向け、トップ陣固め
○リスク管理や個人向け業務強化で組織変更−京都中央信金
○大阪信金、業務推進¥d点人事を
○尼崎信金、リスク管理態勢を強化
○多摩中央信金、本支店長ら人事異動


城北信金、クリスマスディナーショー
−大前理事長、「信金の心は変わらない」





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