2004/8/10号
下町に、信金文化を育てたい!
−東京東信金・長谷川新理事長に聞く
 東京東信用金庫設立の原点と言えば、昭和二十年十二月十五日に当時の亀戸町、寺島町、吾嬬町の三つの信用組合が対等合併して東武信用組合として発足したことに遡る。東京大空襲で焼け野原となった東京・下町の庶民のための中小零細企業者の商売資金、事業資金を用立てるために、当時の先輩役職員は東奔西走、大変な苦労の元に地域を支えたと言われる。あれから六十年近く。今また平成不況が続いているが、東京東信金は終始一貫した堅実経営で、厳しい金融再編時代をくぐり抜け、むしろ数々の中小信金や経営不振金融機関を合併または事業譲受して、業界ではトップクラスの実力信金となった。信望・躍動・共存の経営理念を掲げて、東京東部の下町一帯を主軸に近隣の千葉県、埼玉県南部等を営業エリアにきめ細かい金融サービスを行っている。「ひがしん」中興の祖と言われる故・中澤 靖前会長、橋久雄現会長に続き、さる六月に第三代目の理事長に就任した長谷川圭志理事長に就任の抱負等を聞いた。

〇親しまれ、愛される信金めざす
〇財務内容、益々良くするのが私の責任
〇「地域のために」数々の合併・再編を
〇職員一人一人が「私心」無くして
〇自分の能力を下に教える努力が必要
〇地域と信金は、相互関係
〇中澤前会長は中興の祖
〇自己資本比率、高ければ良いというものではない


世界のオザワ≠ニ同じ舞台に
―橋会長、新日本フィルを指揮
 あの世界のオザワ≠ニ同じ舞台に立ち、同じ楽団を従えて、指揮棒を振った――。
 国際的な名指揮者でウイーン国立歌劇場の音楽監督である小澤征爾氏が、毎年十二月に新日本フィルハーモニー交響楽団を率い、墨田区のすみだトリフォニーホールでオーケストラ演奏を行っているが、東京東信金の橋久雄会長が、オザワと同じ場所で、同じ楽団の指揮を堂々と取った。
 これは、七月五日、『ひがしん音楽祭〜役職員の集い』でのひとコマ。同催しは、職員の知的教養を高めるために四金庫合併を記念して始まったもので、同金庫がバックアップしている新日本フィルを招き、毎年、オーケストラ演奏会が開かれている。



「東北一」の信金、誕生へ
―仙台、塩釜、来年七月に合併



ぐんま信金、インストアブランチを開設
 ぐんま信金(理事長・小川 了氏)は、三俣支店日吉町出張所を、前橋市 若宮町に新規開店したショッピングセンター内へ移転させ、名称を「フレッセイクラシード若宮出張所」に変更し、インストアブランチとして七月十六日にオープンさせた。


信金総代会特集
〇理事長に坂田専務昇任―桐生信金
〇当期利益過去最高の62億円を計上―碧海信金
〇健全財務体質光る―西京信金
〇東京ベイ信金、黒字に転換





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