2003/12/25号
協会のあり方、見直しの時期!

 長期不況、経済の構造的変化、経営主の高齢化、顧客意識の変化、融資減少――。今、信用金庫は「大きな転換期」にある。大都市部の信金でさえ、「預貸率五〇%時代」が目前。貸出金利も低迷が続く。有価証券運用も株、国債とも価格下落リスクと低利回りがつきまとい、信金中金の預け金では採算割れ=B一方ではまだ続くであろう不良債権処理。今、そして今後、どういう信金経営像を描き、収益を確保していけば良いのか。多くの信金が悩み、全国団体に対し、「従来の仕事からむ一歩、踏み込んで、信金経営のサポートを!」と、より実務に即した支援を求める声が高まっている。


検査マニュアル「中小企業編」改訂案
―キャッシュフロー重視へ


「また絵に描いた餅≠ナは…」
―中小金融現場に期待と不安

 金融庁では、十二月二十二日、金融検査マニュアル別冊「中小企業融資編」等の改訂(案)を発表した。
 今年三月発出の「リレーションシップバンキングの機能強化に関するアクションプログラム」で示されたように、金融庁としても地域金融機関の不良債権問題解決の手法として、従来の中小企業の「整理・淘汰」から「再生・再建」に軸足を移しつつある。
 しかし、四角四面のバランスシート重視検査しかできなかった検査官達に頭が切り替えられるのか、マニュアルの「趣旨」が検査現場で正しく「反映」されるのか、反映するだけの能力が検査官にあるのかなど、中小金融の現場からは不安の声も少なくない。


「人柄が信用に…」
−小松川信金・横塚理事長、叙勲祝賀会開かれる


業純、三十六億円に
―横浜信金、九億円増加



「地元応援団」、明確に
―さわやか信金、ディスクロで
 さわやか信金(理事長・日向 隆氏)では、このほど地域貢献ディスクロ誌、「コミュニケーション・バンキング2003」を発行した。  A4版カラー八頁建ての充実した内容で、「地元応援団」・さわやか信金の経営スタンスを明確に打ち出している。  特に目を引くのは、市や区の制度融資取扱状況。同金庫のシェアが、港区、品川区、大田区、稲城市で第一位、目黒区で第二位、渋谷区でも一三・〇%と、傑出している様子が、グラフで一目でわかるようになっている。


上期の当期利益、二十二億円に
―朝日信金、年間目標ほぼ達成



融資、地道に増加
―巣鴨信金



ゴージャスなクリスマスを…
―兵庫信金三十周年記念クルーズ



「頼り甲斐のある信金に…」
―興産信金、下部温泉年金買物ツアー








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