2003/8/5号
八千代銀行、勘定系オープンシステム、順調に稼動!
−今後は情報系もオープンに
「船頭多くして、舟、山に登る」とは、昔の人はよく言ったもので、その失敗の代表例が、ここ数年来、信金業界で話題になっていたSSC(しんきん情報システムセンター)主導のオープンシステムを展望する信金次期システム問題であった。百五十億円の巨費を投じ、うち四十億円は必要経費として費消したものの、百十億円ほどは次期シス構築のための成果物として残存している、などとして六月の株主総会を何とか乗り切ったが、ベンダー変更でいつ再発足するやもわからぬ次期シス構想に、成果物≠ネらぬお荷物≠ノなるのでは?などと、今から懸念する向きもある。こんな時、信金初の普銀転換をし、システム開発運用でも旧三井銀と並び、初のオンライン化を始めるなど常に金融界をリードしてきた八千代銀行(頭取・藤山智昭氏)が、さる六月に勘定系システムのオープン化に成功。第二地銀八行との業務提携も順調に進行中として注目されている。次にシステム面での化石=Hなどと謙遜する小泉次郎副頭取に同行の現状を聞いた。

〇オープンで63%のハード費用削減が可能に
〇ソフトはオープンで先行していたNECを採用
〇「オブジェクト指向」を生かした八千代のシステム
〇UNIXとLinuxの違い
〇「信金業界と八千代の挑戦は同じ!」
〇システム経験者の業界リーダーがベンダーコントロールを!
〇共同の遺産バックに次期シスを

全信組連、商中・公庫と提携
 全信組連(理事長・花野昭男氏)では、リレバン対応の一環として、商工中金及び国民生活金融公庫と業務提携・協力に関する覚書を締結、七月三十日、発表した。
 リレバンの創業支援や事業再生支援の分野で、両政府系機関に、各信組で手が届かない部分を、豊富な制度とノウハウにより補足・強化してもらうもの。
 
〇信組と商中は手を組めるが、信金は…


銀行と一味違う特徴を
−全信協、地域貢献開示で
 全信協(会長・長野幸彦氏)では、七月二十四日、信金として地域貢献の姿勢をどうディスクロに表すかの指針を示した、『信用金庫としての地域貢献開示について』を公表した。  

専門紙協役員、リニアに試乗
−時速五百五十kmを体感





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