2002/10/25号
城南地区に中小企業支援の力強い1兆円信金が誕生
さわやか信金、10月15日スタート
 九月の西武信金に続き、十月十五日に新たに東京南部地域に一兆円金庫が誕生した。同地区は、長年同業の大手信金が営業地域としていたが、さほど融資が伸びず、また長引く不況の中で目黒区、大田区、品川区といった東京南部地域の中小零細企業は大手銀行の貸し剥がし等により、廃業に追い込まれていく状況にあった。こうした中で、大森海苔組合の金融事業をルーツとする東京産業信金と、昨年合併したばかりの東都中央信金は、同地域における更なる金融サービス向上を図り「提供しつづける」ため、合併したもの。東京万部での一兆円超金庫としては二つ目となるが、「地域と運命を共にする」さわやか信金の今後に地元の大きな期待が集まっている。
 
東海地区信協、「近代日本洋画の巨匠たち」開く
 【名古屋】エルニーニョの影響で暑かった夏も過ぎ、一年の中で一番過ごしやすい秋となった。秋と言えば芸術の秋。十月〜十一月にかけて各地で展覧会などが催されるが、昨年六月信金法五十周年を記念して近代日本画展を開いた東海地区信用金庫協会では、今年も、十月十八日から二十八日まで「近代日本洋画家の巨匠たち」と題し、全国の信金が所蔵する近代洋画展をJR名古屋駅上のJRセントラルタワーズ十二階タワーズプラザホールで開いた。昨年開催した日本画展は、短期間にもかかわらず河合玉堂はじめ全国の信用金庫が所蔵する有名な日本画家の作品を身近で見られたとあって、地元東海地方だけでなく全国から愛好家が集まり、一般の人に信金をPRする絶好の機会となった。
 今回は、近代日本洋画の中でも、梅原龍三郎や安井曾太郎、藤島武二、荻須高徳、中川一政など、まさに近代日本洋画界を代表する画家三十三名、四十四点の作品を一堂に会しての展示。昨年の日本画展が短期間にもかかわらず大好評だったことを受けて、「近代日本洋画の巨匠たち」として開いたもの。
 なかでも地元岐阜信金は、安井曾太郎の代表作である「北京風景」はじめ、小出楢重や梅原龍三郎、須田国太郎、中川一政、林 武といった明治から昭和にかけての洋画界をリードした作家の秀作二十点を出した。


10月、生保窓販開始
 十月一日より、銀行、信金などの金融機関で「生保窓販」が解禁となった。
 融資需要が低迷する中、「新たな『手数料収入』が稼げる」と、金融機関の期待は膨らむ。
 各業態別に、取扱い状況とスタンスを見てみると…。


大阪市信金、天皇賜杯V2、西日本大会でも優勝!
 大阪市信金の野球部が、天皇賜杯連覇という大快挙を成し遂げた。
 今年の社会人軟式野球の日本一を決める「天皇賜杯第五十七回全日本軟式野球大会」は、さる九月二十日から二十五日まで、福岡県久留米市内を中心に県内八ヵ所で開催されたが、激戦に激戦を重ね全国から勝ち抜いてきたいずれ劣らぬ強豪チーム同士が、力の限りを出し尽くして対戦した。
 今年の決勝戦の相手チームは東京第二代表の太陽信金チームで、たまたま信金業界二大強豪チームと言われる対決で、それも関西と関東の宿命的な対決となった。
 

大阪信金、天王寺動物園に授乳室寄贈


システム関係、最近の動き
●次期システム、進捗状況
●SSC
●東京共同センター


鈴木氏(浜松・会長)、全信協副会長に


朝日、年金会員数六万人に


第55回日本専門新聞大会、盛会に終わる
河合文化庁長官ら来賓、専門紙の重要性を再確認!
 第五十五回新聞週間・日本専門新聞大会は、さる十月十七日午後三時半から、東京・内幸町の帝国ホテル「孔雀東の間」で、来賓・加盟社役職員ら三百五十名が参加し、特別講演会、式典、レセプションの三部に分かれ盛大に開かれた。
 第一部の特別講演では、社団法人日本専門新聞協会の監督官庁でもある文化庁から、ユング派臨床心理学では世界的権威の河合隼雄長官を講師に招いて、専門分野である精神分析からアプローチした「閉塞した現代社会をどう生きるか―心の健康を考える」と題し、約一時間半の特別講演を行った。  第二部式典では、黒羽国友大会運営委員長の開会宣言の後、亀尾康憲大会会長が挨拶。「我々専門紙は、読者の期待に応え指針となるべく各分野の生きた情報、役立つ情報を正確・公正かつ迅速に発信することを改めて決意する」とアピールした。
 来賓挨拶した河合文化庁長官は、「専門紙は現代社会が様々な問題を抱える中で、文化・社会・経済・科学技術や情報化などの健全な発展に果たす役割は、ますます重くなっている」と激励した。  




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