2002/9/15号
東北地区35信金、整然と次期システムに加盟へ
 【仙台】三十五の全信金が共同事務センターに加入している東北地区信金協会(会長・斎藤有司宮古信金理事長)は、かねがね次期システムに対しスタート当初からの全金庫揃っての加入意向を示していたが、平成十七年からの次期シススタート時より、かなり遅れての加入を余儀なくされることになった。

○気持ちの上では最初から次期シスに入りたいが…
○機械償却前倒しで次期シスへ
○東北地区で挙げていた3つの条件とは

「誰が責任者で、経費はどうするのか?」
−次期シスにつき、仙南・渡邊佐男会長に聞く
 小規模信金の集団ながら、信金業界では全国的にももっともまとまりの良い地区協会といわれる東北地区信金協会の前会長で、次期システム特別委員会の委員である仙南信金・渡邊佐男会長に、次期システム加入問題等について率直な意見を聞いてみた。

○小金庫はコスト削減幅少ない
○SSCも詳細説明をすべき
○次期シスは誰が責任者?
○細かすぎる全信協のアンケート
○東北地区の事務センタービルの活用どうする


原点回帰で、経営刷新へ
−仙台信金・遠藤理事長語る


「おかげさまで100周年 そして未来へ」
−結城信金、創立100周年記念式典


富士通で大丈夫?
 共同事務センターで気がかりなことは、先の五月のSSC利用のNTTデータ管理下の富士通製のハードに故障が出たように、NTTデータが採用している富士通製のハードシステムへの信頼度の低下である。事故のあと、富士通では同じロットの製品をすべて回収・交換したといわれているが、こうしたトラブル発生が同社の体質に起因するのではないかというような事態が起きている。
 特に象徴的なのは、今年夏の富士通製ハードディスクの1千万台にも上る無償交換トラブル。同社は、以前にもパソコンのシェア率アップのために品質よりもコストダウンによる市場占有率アップ作戦を取り、大幅な大量の不良品を出し消費者の顰蹙を買ったが、現体制の下での大幅なリストラ等や、同社トップの不適切発言による従業員の士気低下などから、こうした中で同社製品を使用してのバージョンアップはこれまでのシステムアップとは全く違った、潜在的リスクの高い更新となるのでは―と懸念する声もある。




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