2002/8/5号
信金次期システム、7割超が加入表明へ!
−「東京」は事務局サイドで「保留」固める
 信金次期システムがいよいよ本格的にスタートする方向となった。全信協(会長・長野幸彦氏)では七月末までに全国信金に信金次期システムへの参加意向アンケートを依頼していたが、八月上旬までに、全国信金中、7割超の二百数十金庫が参加の意思を示した模様である。
 金融ビッグバン時代の全信協主導の画期的な大事業だけに、地区単位で真剣に意見を集約して方向性を決めたところが多いようである。
 次期システムは、従来の汎用機利用に比べコストが約半額となる試算。今後、益々厳しくなるであろう信金経営を真剣に考えた場合、従来、コスト削減の聖域となっていたシステム面での重要な選択肢となろう。

○「自営」は償却後に含み残す
○「全国」は次期シスに期待
○「全国構想は良かったが、共同に対する扱い方がまずかった」−共同加盟、某有力金庫理事長談


決済性預金全額保護に、安堵半分
−預金移動の不安、未だ消えず
 ペイオフ問題は、結局、決済性預金の全額保護方向が決まった。
 個人向けには決済専用預金がないので、それを新たに新設し(金利ゼロ)、それを保護対象とするなどの案が出ている。
 また、全額保護のための「財源」については、預金保険料でまかなう方向で、現在、普通預金や当座預金の保険料率は〇・〇九四%だが、それに少しプラスαの料率となりそうだ。
 信金業界では、今回の決済性預金の全額保護方向について、総論では「良かった」と受け止めている。一方、各論に入ると、「ウーン…」と唸る向きが多い。

4金庫のパワーと団結示す!
−王子、日興、太陽、荒川共同PRで
 今年5月に大同合併を発表した王子、日興、太陽、荒川の4金庫では、早速、全国3位のこの大型合併をPR活動につなげている。

朝日信金、江戸川区を本格開拓へ
−支店長自らも営業回り


執行役員制導入で活力を−興産信金


東京東信金、長谷川専務が副理事長に
−栗田専務は千葉本部専任


尼崎信金、不良債権201億円を処理
−引当率、112%に


興産信金、大爆笑の80周年観劇会





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