- 2001/3/15号
- モニタリング義務化で、信用補完へ
- −しんきん中金、会員信金の資本充実に本腰
- 信金業界では、来年四月に迫ったペイオフ解禁と、相援制度の大幅縮小を睨み、業界全体の信用維持対策として、自己資本増強に取り組む。
- 具体的には、各金庫の自助努力に加えて、信金中央金庫からの資本増強支援(劣後ローンなど)を得る。しんきん中金では、この資本注入策の前提として、全金庫とモニタリング(経営内容実態調査)契約を結ぶ。
- この「信用金庫経営力強化制度」は、昨年十一月から、全信協経対委下の「相互補完体制のあり方に関する研究会」(委員長・高橋東京東信金副理事長)で集中討議され、最終的に三月二十二日の信金中央金庫理事会、全信協理事会で結論づけされた。四月一日からスタートする。
- ○茂木経対委員長、「資本充実に、しんきん中金は積極姿勢で対応を」
- 全信協新会長に長野氏(朝日・会長)
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- 加藤敬吉全信協会長(岐阜信金・会長)は、三月二十二日の全信協理事会で辞意を表明。後任会長に全信協筆頭副会長の長野幸彦氏(東信協会長、朝日信金会長)が満場一致で同日の理事会で選任された。
- 加藤氏は、山口 勇元全信協会長(当時・朝日信金理事長)から会長を引き継いで今年三月でちょうど七年となることから退任したもの。
- バブル崩壊後の金融混乱の中で、他業態が金融破綻・倒産など金融不安を引き起こす中、信金業界のことは信金業界での業界内処理を徹底。
- その結果、信金業界に対する各方面の認識を一変させ、信用秩序維持の著しい向上を図ることができた。
- 後任の長野新会長は、最優先事項として、次期システム開発問題や、信金業界の信用力維持向上などに取り組む。
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- 「年金基金役員は、若手登用を!」
- −信金年金・茂木副理事長
- 西京信金の茂木 勇会長は、全国信金厚生年金基金の副理事長として、大木令司理事長とともに、一時経営危機に直面していた年金基金の刷新と再建に尽力してきたが、同基金の今後の人事、方向等につき、大要、次のように語った。またいま信金業界で最大の話題となっている次期システム問題についても、一日も早く是非、実現してほしいとした。
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- −「根本的改革ができるのか」と疑問の声も
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- ●世界的流れは、オープンシステム
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- ●全世界が、信金次期システムに注目
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- −故束原清一会長(烏山)金庫葬、しめやかに…